こんにちは。のりおです。
今回は「流しのカレー屋」として知られるand CURRYの店主阿部由希奈さんの著書「スパイスで魔法をかけるand CURRYの野菜が主役 季節のカレー」を紹介したいと思います。
本書はタイトル通り、野菜に重きをおいたレシピが四季に沿って紹介されています。
こういったタイプの本は珍しいですが、これからどんどんベジオンリーカレーは流行ってくると思いますので、時代を先駆けるレシピ本だと思います。
数年前までは本屋に行くと、半数以上が水野仁輔さんの著書でしたが、近年は印度カリー子さんやエリックサウスの稲田さんなど、様々な方が本を出しています。(どちらもオススメです)
実は、近年の傾向として初心者向けレシピ本がどんどん増えています。
スパイスカレーというものを自宅で簡単に作ることができるということを売りにした著書が多いです。
きっとカレーを普及させることを目的としているためだと思いますが、私は不満足です。
今の時代、簡単なレシピならネットで検索するだけで沢山出てきます。YouTubeにだって多くの動画がアップされています。
それよりも、もっと中級者向けのレシピ本が欲しい。
そして、そんな状況を知ってか、本書のレベルはちょうど中級です。
明らかに、ネットに載っているレシピよりランクが高いです。
阿部さんの前作「スパイスでおいしくなるand CURRYのカレーレッスン」 は初心者向けの内容(スパイスの種類が比較的少ない)(それなのに具材の組み合わせ方は上級)だったのです。
しかし、本作はパワーアップしています。
前作の基本的な考え方は残しつつ、季節ごとに手に入りやすい食材を使用し、それぞれのレシピで工夫がされているため勉強になります。
体感比で言うと前作より、内容、写真、構成など1.5倍増しで良いです。笑
なんといっても、野菜が主役のレシピ本であるのに、肉を入れるバージョンのレシピもきちんと解説してくれています。本当に参考になります。
スパイス四天王(クミン・コリアンダー・ターメリック・チリ)を使って、基本的なスパイスカレーを作ったことはあるけれど、さらに極めて行きたいなと考えている人にぴったりのレシピ本です。
逆に、初めてがこの本だと少し情報量が多いと思いますのでその場合は印度カリー子さんの本がオススメです。簡単にカレーが作ることができます。
以上、「スパイスで魔法をかけるand CURRYの野菜が主役 季節のカレー」の紹介でした。
スパイスカレーの腕を上げたい方は是非。
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